みんなとオレンジカフェでは、年に3回、音楽交流会を開催し、プロの生演奏を楽しむ機会を設けています。
これをきっかけに初めてオレンジカフェに足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
10月20日の高輪カフェには、ヴァイオリンとギターのユニット・multipleさんをお招きしました。
普段はライブなどで活躍されていますが、時には高齢者施設なども訪問され、オレンジカフェには立ち上げ当初から年に1回はいらしてくださっていて、認知症のご本人や介護するご家族に対する温かく深い思いもお持ちです。
演奏はなじみのある曲からオリジナル曲まで幅広く、合間にはお二人の楽しいおしゃべりも聞かせてくださいました。
この3年間はコロナの感染予防対策で歌うことができませんでしたが、今回からはやっと演奏に合わせて歌うコーナーも復活し、マスクはしていますがお二人の演奏に合わせて大きな声で歌っている皆さんの様子が印象的でした。
素晴らしい音色に浸った時間でした。
左から1,2枚目:音楽交流会 3枚目:ドクタータイム
スポーツ・芸術の秋は、カフェのプログラムでも、体を動かし、歌を聴き歌い、ガラス細工のアクセサリーを作るなどして皆さんと楽しみました。
飯倉ではパラスポーツとして人気のボッチャ、南麻布ではフィンランド発祥のモルックを、参加者、ボランティア、スタッフが混ざったチームで対抗戦を行い、一投ごとに歓声が飛び交って大いに盛り上がりました。
ありすでは、地元にお住まいのプロの音楽家が率いるコーラスグループ「キルティングパーティー」が素敵な歌声を披露し、時には参加者も一緒に歌って楽しみました。
西麻布ではガスバーナーの火でガラス棒を溶かしてとんぼ玉(ガラス玉)を作りました。講師の的確で丁寧な指導で、オリジナルの素敵な作品が出来上がり、皆さんが喜んでいらっしゃいました。
11月以降はクリスマスやお正月に向けてのグッズの作成やコンサートなど、この季節ならではの楽しい企画が続きますので、ぜひご参加ください。
上段左から1,2枚目:飯倉・ボッチャ 3,4枚目:ありす・合唱コンサート
下段左から1,2,3枚目:西麻布・トンボ玉作り 4,5枚目:南麻布・モルック
この講座は港区芝地区総合支所からの受託事業で、講座を通してアロマセラピーや認知症について知り、ご家族や地域の高齢者を見守り、支え合いにつなげることを目指しています。
講義では港区の高齢者の現状、認知症の症状・予防・対応、アロマテラピーの基礎について解説しました。
近年、香りが脳を刺激することから認知症予防のひとつとして期待されており、香りを用いたハンドマッサージは、嗅覚と触覚への相乗的な刺激から高齢者や認知症状のある方に効果があると言われています。
マッサージ実習では特に高齢者に行う時のポイントをお伝えし、ペアになって練習しました.。
参加した方からは、
「体が温まって、マッサージの効果を感じた。」
「マッサージをしている自分の気持ちも満たされた。」
「マッサージのボランティア活動をしてみたい。」
などの声が聞かれました。
講座でお伝えしたことを、皆さんのこれからに活かしていただければ幸いです。
特定非営利活動法人 介護者高齢者支援・けあポート
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