今年度最後の土曜カフェを、3月2日(土)麻布地区「ありすの杜きのこ南麻布」の地域交流スペース「きらく」で開催しました。
地域交流スペース「きらく」は「きのこ南麻布」と「洛和(らくわ)福祉会」の頭文字を取って名付けられ、地域に開かれた誰でも入れるゆったりとした空間が印象的な交流スペースです。
この日は早くから参加者が集まり、受付に列ができるほどの大盛況でした。
いつもオレンジカフェにいらしている方、「施設とはどんなところなのか?」と関心を抱いて初めてカフェにいらした方、ご家族の認知症状が気になるという方、すでにご家族が施設を利用している方、また福祉を学んでいる見学の大学生など20名以上が参加されました。
「介護保険施設について知ろう~施設のイロハ」というテーマに沿って、ありすの杜きのこ南麻布の職員さんに話していただきました。まずは認知症についての簡単な講義、その後に各施設~小規模多機能型居宅介護、グループホーム、特別養護老人ホーム~についての詳細な説明がありました。
それぞれ名前は聞いたことがあるけれど、詳しいことはわからないという方が多い中、それぞれの特徴について、ここにはこういうメリットがある、こういう状況になると入所できるなどと、改めて知ることができました。
「施設」と一言で言っても、なかなか現状を知る機会が少なく、職員さんから直接に話を聞き、質問できるいい機会でした。
2月はカフェが休みで2か月振りの開催でしたが、初めの飯倉カフェでは、チームAKY(麻布介護予防)の皆さんによるギター、ピアノなどの演奏や近隣の学童クラブの子ども達の踊りを楽しみ、昭和歌謡を皆で歌って盛り上がりました。
ありすカフェでは、100歳の方をゲストに迎えて健康の秘訣を聞きました。
かくしゃくたる語り口と内容に参加した皆さんは感心しきりで、終了後にはサインや握手を求めたり、一緒に写真を撮ったりして交流しました。
西麻布カフェは、初めてのプログラムとなる「簡単油絵」でした。
これはカフェのボランティアさんの発案・指導で、用意したキャンバスの下絵(ハナミズキ)に色を塗り重ねていく作業でしたが、皆さん楽しそうに作品を仕上げていました。
最後の南麻布カフェは「アロマスプレー作り」。
ハーブやオレンジ、檜などの香りのエッセンスの中から2種類の香りを選び、各自の好みにあった香りのスプレーを作りました。香りに癒されながら話も弾み、各テーブルでは笑顔と笑い声が溢れていました。
令和5年度はコロナウィルス感染症予防の規制が緩和されるにつれ参加が増え、様々なプログラムを通して参加者の皆さんと楽しく交流することが出来ました。
6年度は新しくなった麻布いきいきプラザでもカフェが始まり、5か所で開催します。
これからもちょこっと立ち寄りカフェが、皆さんが住み慣れた地域で楽しみながら交流し、学び、仲間作りが出来る場となることを目指していきます。
1段目:飯倉・春の音楽会(AKY) 2段目:ありす・100歳に聞く~健康の秘訣
3段目:西麻布・簡単油絵を描こう 4段目:南麻布・アロマスプレー作り
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