活動報告:2024年5月

みんなとオレンジカフェ

5月23日(木)「みなとオレンジフォーラム~認知症を知ろう・語ろう・考えよう~」をみなとパーク芝浦で開催しました。このフォーラムは港区高齢者支援課が主催し、社会福祉法人新生寿会の後援とけあポートの協力で実施されました。若年性認知症の当事者で、講演活動を精力的にされている丹野智文さんを仙台からお招きし、第1部から第3部までのフォーラム全体に関わっていただきました。

 

午前中の第1部は「おれんじひろば~本人ミーティング~」を介護予防センターラクっちゃで開催しました。

港区で初めての本人ミーティングには5人の方が集まり、丹野さんを中心に、自己紹介、趣味の話、これからやってみたいことなどを語り合いました。時間が経つにつれ話が盛り上って笑顔も見られるようになり、予定の1時間があっという間に過ぎました。

 

午後は会場を男女平等参画センターリーブラホールに移して、第2部は映画「オレンジ・ランプ」の上映、第3部は丹野さんのトークショーと続きました。

午後は100名近い参加があり、認知症について改めて学び、感じ、考える機会になりました。認知症の方のお話をじっくり聴くことが少ない中で、丹野さんのお話は心に深く響くものでした。認知症と診断され不安で迷っていた時期を乗り越えて、認知症でも出来ることはいっぱいある、ITを駆使し工夫して、日本全国、また海外まで認知症の啓発活動を精力的になさっている思いを伺いました。

 

認知症について自分事として考え、認知症になっても、また認知症の方を介護することになっても、安心して暮らし続けられる港区を目指して、地域でのネットワークづくり、資源づくりをさらに進める「認知症啓発リスタートの日」となりました。

ちょこっと立ち寄りカフェ

5月はそれぞれのカフェで特色のあるプログラムを実施しました。

飯倉カフェは子どもの日にちなんで、近隣の学童クラブの子ども達とゲームをしながら交流しました。

ありすカフェは、今回初めて講談師の神田紅佳さんをお招きし「講談」を楽しみました。

初めて講談を目の前で聴くという方が多く、迫力ある話芸を堪能するだけでなく、実際に口上を述べながら張り扇を叩く体験もして楽しく盛り上がりました。

 

西麻布カフェは、女性5人組のサックスバンド「サキソレンジャー」の演奏で大いに盛り上がりました。

休憩時間には演奏者と参加者が交流し、最後は馴染みのある懐かしい曲に皆が手拍子で参加して会場が一体となり、賑やかで素敵なコンサートになりました。

南麻布カフェは「ボッチャ大会」。

カフェの参加者と麻布いきいきプラザで定期的にボッチャを練習している方々とが試合を通して交流しました。

 

麻布カフェは「みんなで話そう日頃のこと」と題して、皆さんと語り合いました。

日々の暮らしや麻布エリアの特色など様々な話題が出て、お互いの話に興味を示し時に笑い声が聞かれ、終始和やかな雰囲気が溢れていました。

爽やかな季節の中、多くの方々が参加され、いろいろな体験や交流を通して皆さんと楽しく過ごすことが出来ました。

1段目:飯倉・ゲーム大会  2段目:ありす・講談  3段目:西麻布・音楽会

4段目:南麻布・ボッチャ  5段目:麻布・みんなで語ろう