活動報告:2025年1月

みんなとオレンジカフェ

1月29日(水)午前、同日午後のオレンジカフェの会場でもある東京都済生会中央病院の会議室にて、港区高齢者相談支援係の主催で、チームオレンジの第1回定例会が開催されました。

「チームオレンジ」とは、認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、認知症のある人やその家族の暮らしの中での困りごとや、認知症のある人がやりたいことを支える仕組み(チーム)です。

認知症のある人もチームの一員で、「支援する人、される人」という関係を超えて、チームによる支え合い・助け合いを目指します。

 

この日は、認知症サポーター、オレンジカフェのボランティア、各高齢者相談センター職員、認知症疾患医療センター職員、けあポートスタッフなど27名が集まりました。

自己紹介から始まり、「最近はまっていること」というお題には、お子様のこと、動物(猫)、趣味(スポーツ観戦など)から高齢者のお話を聴くこと、などもあり、それぞれの人柄を知る機会になりました。

1時間半があっという間に過ぎ、今後に向けては毎月、定例会を開催し、港区の中のニーズに合った活動をチームで創り出していくことを共有しました。

まだまだ模索中ですが、チームメンバーの熱い想いを感じ、港区ならではの支援がきっと生みだされるであろうという予感を持ったスタートアップの日となりました。

ちょこっと立ち寄りカフェ

1月のカフェは、新年を彩り日本の伝統を感じられるプログラムを多く取り入れました。

飯倉カフェは「新年会」、サイコロトークや正月に関係するクイズで盛り上がりました。

区の職員による獅子舞も登場し、参加者の頭をガブリと噛んで邪気払いをし、皆さんの健康と長寿を願いました。

ありすカフェは「津軽三味線」、48人の参加者で会場は溢れんばかりの大賑わいで、迫力ある演奏と繊細なバチ捌きに皆さんが魅了されていました。

西麻布カフェは、今年で8年連続となる柳亭明楽さんによる「新春落語」。

一昨年、真打に昇進されてからもカフェに来てくださって、古くからの参加者さんは、「私たちが育てたのよ」と自慢げに話されるほどに親しみを感じています。

南麻布カフェは、初めてとなる「篠笛コンサート」。

日本古来の竹の横笛を8種類使い、能楽からジャズ、昭和歌謡まで様々なジャンルの演奏を楽しみました。

  

最後の麻布カフェは趣向を変えて「アロマハンドマッサージ」、これも38人の参加がありました。

エッセンシャルオイルの香りに癒されながら、各自が香りを選んで作ったブレンドオイル使ってセルフマッサージをし、各テーブルで楽しそうに交流する姿も見られました。

 

今月も大勢の参加があり、プログラムに興味をもって初めて参加されたという方も多くいらっしゃいました。

初めての方が足を運ぶきっかけになるプログラムや、また参加したいと感じられるカフェの雰囲気づくりをスタッフ、ボランティアさんとともに心がけています。

1段目:飯倉・新年会 

2段目:(左から1,2枚目)ありす・津軽三味線 (3,4枚目)西麻布・新春落語

3段目:(左から1,2枚目)南麻布・篠笛コンサート (3,4、5枚目)麻布・アロマハンドマッサージ