芝・愛宕の青松寺での2回目となる土曜日カフェを開催しました。
都心の高層ビルの間にありながら、通りから山門をくぐって境内に入ると驚くほどに静かで、こころ穏やかになるような空間です。
前半はテーブルごとに隣り合った方々とお話をして交流し、後半はご住職の喜美候部さんのお話を伺いました。
前回、2023年3月の土曜日カフェでは、仏教や青松寺について、ご自身の修行時代のご経験や地域に向けたお寺の活動などについて伺いましたが、今回は現在、お寺の仕事以外に関わっている「傾聴ボランティア」を始めた経緯とその活動の様子、「臨床仏教師」についてお話しくださいました。
「傾聴ボランティア」では高齢者施設へ出向いたり、訪問診療医と一緒に訪問先の癌の患者さんのお話を聴かれたりしていることを実際のエピソードを交えてお話いただき、どれもが心に響くものでした。
オレンジカフェでは参加者の気持ちに寄り添うことを大切にしていますが、ご住職のお話を伺い、改めて傾聴の心構えや姿勢を考える機会となり、今後に活かしたいと感じました。
8月の休みの後、最初の飯倉カフェでは「漢方茶で健康づくり」と題して、様々な漢方茶を試飲しながら、夏の疲れの癒し方や漢方の知恵を取り入れた健康づくりなどを学びました。
ありすカフェでは、初めてのプログラムとなる「香道」。
麻布十番にあるお香の店の会長・山田さんを講師に迎えて、30名程の参加者が和の香りを楽しみました。
とても高価な香木を見せていただいたり、香道の体験では季節にちなんだ「月見香」と題した香り当てに興じたりと、貴重な体験の連続に皆さんの感嘆の声が聞こえました。
西麻布カフェは、年1回の開催を続けている地域の歴史研究家・清澤さんによる「歴史を語る」シリーズの第9回目「青山墓地に眠る有名人」。政治家・軍人・小説家・芸能人などの逸話や功績などに皆さん興味津々でした。
南麻布はカフェは「みんなで話そう~元気の秘訣~」。
日頃、元気に過ごすためにどのように考え、暮らしているなど、普段なかなか話せないことを皆でじっくり語り合う場になりました。最後は脳トレクイズを行い、助け合いながらクイズを解いて和気藹々と楽しみました。
麻布カフェは「トンボ玉作り」。これも毎年恒例の人気のプログラムで多くの方が集まり、ガスバーナーの火でガラス棒を溶かしながらトンボ玉(ガラス玉)を作りました。講師の指導のもと、火を使う慣れない作業に挑み、それぞれに素敵な作品が出来ました。
厳しい残暑にもかかわらず、2か月ぶりのカフェには大勢の方が参加され、学びや作る喜びの体験に加え、参加者同士での会話も賑わいました。
1段目:飯倉・漢方茶 2段目:ありす・香道 3段目:西麻布・歴史を語る
4段目:南麻布・元気の秘訣 5段目:麻布・トンボ玉
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