活動報告:2024年12月

みんなとオレンジカフェ

オレンジカフェ事業の新しい取組として、今年度から認知症のご本人が集う場「おれんじひろば」を開催しています。12月6日(金)に今年度最後の5回目となるおれんじひろばを特別養護老人ホーム白金の森で開催し、地域や施設からの参加者4名に加え、関係者5名、スタッフ3名が一つのテーブルを囲んで交流しました。

参加者からは戦争中に疎開して苦労した話や、兄弟が多く面倒を見た話など、ご自身の生い立ちを伺うことができました。普段はあまり話す機会がないことも、落ち着いた時間を取ることによって話してくださったようでした。

 

今年度5回のおれんじひろばは、オレンジカフェの会場である東京都済生会中央病院とラクっちゃで1回ずつ、その他に老人ホームや小規模多機能などの施設で3回を開催しました。

オレンジカフェの中でもご本人同士の交流が生まれることはありますので、個別に場を設けて参加者を募るとなると、どのような形が望まれるのかを考えながらやってきました。

来年度に向けて、会場、対象者、到達目標などを再検討し、参加者の声も取り入れながら、ご本人が気軽に集えて楽しく過ごせる場を創出していきたいと考えています。 

ちょこっと立ち寄りカフェ

12月は季節にちなんだ作り物やコンサートなどのプログラムが続きました。

飯倉カフェは恒例となった「お正月飾り」作り。スタッフ考案の飾りの見本を事前に施設に置いてもらったところ、多くの反響があり、34人もの参加がありました。

続くありすカフェの「クリスマス飾りプレート」作りも37人の参加があり、皆さん個性的で素敵な作品を作り上げていました。

 

西麻布カフェはバイオリンとギターのデュオ・Multipleさんを招いての「クリスマスコンサート」。

弦楽器のハーモニーが素晴らしく、多くの参加者が聴き入っていました。

南麻布カフェは25日開催ということで「クリスマス会」。

参加者がサンタ帽やトナカイの角などの飾りを頭に付け、雰囲気を楽しみながらクリスマスに関するクイズや来年の抱負を語り合いました。

最後の麻布カフェは、暮れも押し迫った28日の「年末コンサート」でしたが、40人もの方が集まり、バイオリンとピアノの優雅な演奏を楽しみ、今年最後を飾るにふさわしいカフェになりました。

またこの日は麻布消防署から防火についてのお話しもあり、皆さんが関心を持って聞かれていました。

 

今年は麻布カフェも始まり、どのカフェにも大勢の方が来られ、プログラムを楽しみながら参加者同士の活発な交流がありました。来年も皆さんが参加したくなるカフェを目指していきます。 

1段目:飯倉・お正月飾り作り 2段目:ありす・クリスマス飾り作り 3段目:西麻布・クリスマスコンサート

4段目:南麻布・クリスマス会  5段目:麻布・クリスマスコンサート