活動報告:2022年10月

みんなとオレンジカフェ

音楽交流会(ヴァイオリンとギターのデュオ)あり、お寺カフェありと、賑やかで活気あふれるオレンジカフェになりました。

 

高齢者相談センターや在宅療養相談センターから紹介される新規の方が増え、参加者がお話し相談する場、仲間づくりの場になっています。それに伴い、認知症専門医に個別相談をされる方も増えています。

 

介護している方も、ご自分の物忘れなどが気になる方も、不安や悩みを抱えて足を運ばれることが多いですが、お気持ちを語り合い、共感できる仲間がいることで、少しほっとされるようです。

「一人ではない」「わかってもらえた」と思えることが、きっと次のステップに踏み出す力になるのですね。

 

オレンジカフェが居心地の良い場所になることを目指して日々活動しています。

 

左:麻布お寺カフェ・妙善寺  右:赤坂・音楽交流会 

ちょこっと立ち寄りカフェ

飯倉は、「トンボ玉作り」。プロの作家さんの指導で本格的なトンボ玉を作り、ネックレスに仕立てて貰い、参加された方は大喜びでした。

 

ありすカフェは、コロナ禍で延期されていた合唱コンサートを3年振りに開催し、素敵な歌声を聴き、参加者の思い出の曲、懐メロなどを皆で歌い楽しみました。

 

西麻布カフェは、街の歴史家Kさんによる「六本木今昔物語」の講話。六本木界隈を舞台にした歴史秘話や昭和初期から現在までの移り変わり等、興味深い話に感銘を受けました。

 

南麻布カフェは、「ボッチャ」。東京パラリンピックの正式競技であり、老若男女が楽しめるスポーツに、70~90歳の方が参加し競い合い、大いに盛り上がりました。

 

このように、いろいろなプログラムを通して集い交流し楽しんでいます。

どなたでも事前の予約なしに参加できますので、是非お立ち寄りください。

 

上・左:南麻布・トンボ玉作り  右:ありす・合唱コンサート  下:南麻布・ボッチャ 

地域高齢者支え合い講座

この講座は港区芝地区総合支所からの受託事業で、今年度1回目の開催でした。(2回目は来年2月に開催)

講義では港区の高齢者の現状、認知症の症状・予防・対応、アロマテラピーの基礎について解説しました。

近年、香りが脳を刺激することから認知症予防のひとつとして期待されており、香りを用いたハンドマッサージは、嗅覚と触覚への相乗的な刺激から高齢者や認知症状のある方に効果があると言われています。

マッサージ実習では特に高齢者に行う時のポイントをお伝えし、ペアになって練習しました.。

 

参加されたのは、家族の介護をされている方や、以前に港区のイベントでハンドマッサージを体験して気持ちが良かったのでやってみたくて...という方などで、「マッサージをしてもらう側だけでなく、する側も心地よい」、「体が温まる、香りの心地よさを実感した」などの感想や、今後、家族の介護や地域活動でハンドマッサージを実践したいという声が聞かれました。

 

 講義とマッサージ実習とで盛りだくさんの内容ですが、日々の中で生かして頂けることがあると思いますので、ご興味のある方は、ぜひ来年2月の講座にご参加ください。