10月31日(木)「認知症とともに生きるまちへ!地域ミーティング」を高輪区民センターで開催しました。
これは5月に開催した「みなとオレンジフォーラム」に続くイベントとして企画したもので、「認知症の人が自分らしくいきいきと暮らせる地域をつくるために何が必要なのか、何ができるのかを“自分事”として考える」ための地域ミーティングです。
NHK厚生文化事業団が主催、共催として港区、社会福祉法人新生寿会とけあポート、後援には明治学院大学社会学部付属研究所が関わり、開催に至りました。
まずはホールでトークセッションから開始です。
若年性認知症当事者のお二人、仙台から丹野智文さん、高知から山中しのぶさんをお呼びし、福祉ジャーナリストの町永俊雄さんの司会で始まりました。認知症基本法に謳われている「共生社会」とはどういうことか、支える仲間がいることの大切さ、地域の誰もが気づき、自分事として考え、今、自ら変わっていくことが問われていることが語られました。
続いてのグループミーティングは、会場を移動して参加者が10グループ(1グループ8人位)に分かれ、「認知症とともに生きるまち」について、日ごろの率直な思いを語り合いました。
どのグループも初めて会った人同士とは思えないくらいに話しが弾み、介護体験や認知症に対する思い、取り組んでみたいことなどを語り、聴き合う場となり、意見交換することにより、大きな気付きがあったようでした。
最後には再びホールに集まり、全体で今日の「気付き」を共有しました。地域の生活者の一人として、認知症について知り、語り、ともに歩む仲間として、つながりを深め、安心して認知症になれる街・港区を一人ひとりが考え実践していくことを確認して、お開きとなりました。
★この地域ミーティングの様子は主催のNHK厚生文化事業団のHPでも紹介されています。
ようやく暑さが和らぎ、過ごしやすい季節を迎えました。
飯倉カフェはハープとシンセサイザーのコンサート。音楽イベントは何度も実施してきましたが、この二つの楽器は初めてで、ハープ独自の音色とシンセサイザーのハーモニーに皆さんがうっとりしていました。また、触れる機会の少ないハープの演奏体験もできました。
ありすカフェは「モルック」。今までにもカフェで楽しんでいるゲームですが、発祥の地であるフィンランドの大使館が近くにあり、交流ができたらと願っていたところ、大使館から参事官をお招きすることが叶いました。モルックは年齢を問わずに楽しめるという話をしていただいたり、始球式と称して第一投をしていただいたりと、カフェで初となる国際交流は楽しく和やかな時間となりました。
西麻布カフェは、これまた初めての「人生すごろく」。すごろくのコマを進め、質問に答えながらこれからの過ごし方を考えることができるというもので、皆さんの話が弾んで楽しそうな姿が印象的でした。
南麻布カフェはテューバとキーボードのコンサート。チューバの迫力ある演奏や、キーボードのソロによる「秋桜」に秋を感じて楽しみました。
最後の麻布カフェも初めてのプログラム「万葉集を味わう」でした。「学校では教えてくれない万葉集の楽しみ方」を発信している区内の地域団体「万葉ロマン塾」の方々を講師に招きました。万葉集の基礎知識の他に、参加者が万葉衣装を纏って歌を詠うという貴重な体験で盛り上がりました。
今月のカフェは多くが初めてのプログラムや取り組みがでしたが、参加された皆さんがそれぞれ楽しまれ、これからのカフェ運営のヒントもいくつか得られました。
1段目:飯倉・コンサート(ハープ・シンセサイザー)2段目:ありす・モルック 3段目:西麻布・人生すごろく
4段目:南麻布・コンサート(テューバ・キーボード) 5段目:麻布・万葉集を味わう
特定非営利活動法人 介護者高齢者支援・けあポート
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