2月3日(土)は昨年と同様に、赤坂にある国際医療福祉大学のキャンパス内で土曜日オレンジカフェを開催しました。国際医療福祉大学とは、臨床心理学専攻の大学院生がオレンジカフェに実習として参加するなど連携しています。
この日は大学院内で定期開催されている認知症カフェ「あかさかおみこしカフェ」と「みんなとオレンジカフェ」とのコラボレーション開催で、参加者8名、大学院生8名、スタッフ6名と賑やかなカフェとなりました。
カフェのプログラムは大学院生の発案で、初めに大学院生の皆さんから、認知症の介護や予防に関する講話がありました。
次はコグニサイズの体験です。(*コグニサイズ:運動と認知機能を組み合わせた認知症予防運動プログラム)
数字と50音を交互に3つずつ唱えながら(123・あいう・456・えおか・・・)、同時に手拍子と足踏みをするという課題では、皆さんあたふたとなり、大笑い。
最後は大学院生が作成したオリジナルの「認知症すごろく」を4~5人ずつのグループに分かれて楽しみました。
すごろくには認知症に関する豆知識、クイズ、体験談を語る、などのコマがあり、楽しみながら認知症への理解が深められるように工夫されていました。机に乗り出して真剣に取り組んでいる皆さんの姿がみられました。
このように盛りだくさんのプログラムでしたが、若い方との交流で明日へのエネルギーをいただき、大学院生からは「今後地域のことを学びたい」という声もあり、地域連携の意義を感じた一日でした。
左:コグニサイズの様子 右:すごろくの様子
例年2月はカフェの開催はなく、地域の専門機関との情報交換や交流を図り、カフェの運営に活かすための連絡会を開催しています。
麻布支所、民生・児童委員、高齢者相談センター、ふれあい相談室、社会福祉協議会、いきいきプラザの各職員の皆さまと、カフェのボランティア、スタッフが一堂に会し、それぞれの活動報告とカフェの実績報告を共有したあと、今後の麻布地域の高齢者へ向けた取り組みや地域連携について意見交換を行いました。
今年度のカフェは、コロナ禍を経て参加人数が以前と同じくらいまでに戻ってきています。
まだカフェを知らない人への周知方法としては何が有効かという話題になり、やはり高齢者にとっては広報みなと、掲示板のポスター、チラシなど紙媒体であるというのが各所の共通見解でした。
しかしながら、既に活用中の当ウェブサイトや港区のウェブサイトの他に、SNSなどの活用も視野に入れ、来年度に向けてより幅広く伝えられるように検討したいと思います。
特定非営利活動法人 介護者高齢者支援・けあポート
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